引越しを行う業者というのは、引越しのプロです。私たち素人では知らないような引越しの技術、たとえばより多くの荷物をどうすればきれいに積み込めるのか。どうすれば重いタンスをスムーズに運ぶことができるのか、など専門的な知識を持っています。
では、そういった技術や知識というものはどうやって覚えているのでしょうか?
引越し業者のスタッフは入社してすぐに現場に入るというところもあれば、研修を終えてから現場へ入るというパターンのところもあります。すぐに現場に入るのは、最初のうちは慌ててしまったりミスをしてしまったり…ということも多くありますが、やはり経験を積めるので速いステップアップが可能です。
一方、研修をしてから現場に入るというのは、引越しに必要な知識や実践訓練をしてから現場に入ることになります。急な階段での運び込みなどといったアクシデントにも的確に対応することができますし、さまざまな知識をもって現場で対処することができます。ただそのぶん現場でも研修での知識や技術によって対応するため、時にはマニュアル通りにいかないこともしばしば。
どちらのパターンの引越し業者もありますが、どちらにしても引越し業者のスタッフというのは、常に勉強することを怠らない姿勢が必要です。もちろんこれは引越し業者だけではなく、さまざまな職種の人に言えることですよね。
特に引越し業者は、お客様の大切な家財をお預かりして運ぶという仕事です。素人にできないような引越しもしなくてはなりませんし、どんな状況でも無事に荷物を運ばなければなりません。
そのため、引越し業者スタッフはアルバイトや社員など関係なく、常に現場リーダーや支店長から講義を受けているのです。引越し業者によっては新人・アルバイト・社員関係なく、毎月技術向上のための講義を開いているところも。特に新人スタッフは毎週研修や講義を受けているというところもあり、それだけ覚えることも多いということなのです。
また、引越しで必要なものは技術だけではありません。引越しは現場でお客様と顔を合わせて行う作業ですよね。ということは、お客様に対してもサービスや接客を行わなくてはなりません。
特に高価な家財や大切な家財を運ぶという場合には、引越し業者という自分以外の人に運んでもらうのですから、安心して引越しを終えたいものです。
接客業では常に笑顔でお客様の対応にあたることが必須ですし、お客様となんらかの言葉を交わす際には、きちんとした言葉使いが必要とされます。引越しでは運ぶ技術だけでなく、接客マナーとしても必要な技術をいろいろと身につけなければならないのです。