引越しの裏話~もうしたくない引越し

引越しの裏話

引越しの中には結婚・離婚での引越しや進学での引越し、さまざまなシチュエーションがあるとご紹介してきました。

中でも、引越し業者から見ると過酷なパターンの引越しというものもあります。真夏・炎天下の中での引越し、路面が凍結している中での引越し・家財の輸送、そして特殊な状況での引越しです。

真夏の引越しというのは、思っているよりも体力が奪われてしまうもの。特に、ハードスケジュールの中でじゅうぶんな水分補給ができない場合には、命に関わることもあります。エレベーターがないアパートなどでの引越しも、真夏ではさらにきついものに。汗はぼたぼた流れ落ちますが荷物を汚してはいけませんし、さらに直射日光にさらされるとぐったりしてしまいます。

逆に、真冬に雪が降り積もっていたり路面が凍結している場合も過酷な状況です。荷物が濡れないように運ばなければなりませんし、何よりドライバーはいつも以上に気をつけて運転をしなくてはなりません。

そして、特殊な状況です。たとえば、テレビでよく見るいわゆる「ゴミ屋敷」という部屋の引越し。荷物を梱包をするにも一苦労ですし、不用品の処分量も他の引越しとは比べ物になりません。特にこういった部屋の引越しでは、悪臭が漂うことも少なくありません。

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作業にあたるスタッフは、こういったことも仕事と割り切って作業に当たらなければなりませんし、虫がいようとも悪臭がしようとも作業を進めていきます。また、引越し業者によってはハウスクリーニングのオプションもあるので、こういった作業にあたるスタッフにはとても過酷なものとなっています。

さらに、不審死や孤独死のあとの片付け・引越しということも。こういった特に特殊な例では、専門の業者が作業にあたることがほとんどです。しかし「処分」ではなく、亡くなった方の親戚が荷物を引き取るという引越しの場合には、通常の引越し業者が作業を依頼されることもあるようです。

実際に作業にあたったスタッフは、異様な悪臭と雰囲気に圧倒され、とにかく早く作業を終わらせたいという気持ちでいっぱいだったそうです。こういった特殊な引越し作業というのは、専門の業者がいるため本当にごくまれです。しかし、通常の引越し業者に依頼が回ってくるということも事実。このように「もう二度としたくない…」と思ってしまうような引越しが行われているのです。

体力面ではもちろんですが、精神面でも引越し業者というのは本当に過酷な状況でも日々頑張っているのですね。

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