引越しの際に必ず必要となるもの、それが段ボールです。
大きな家財はもちろんのこと、細々した小物や食器など、どのようなものでも段ボールに梱包して引越しを行いますよね。
引越しといえば段ボール、というくらい当たり前に使われているものですが、引越しをする際にこの段ボールはどうやって手に入れているのでしょうか。
ほとんどの方は、引越しを依頼する引越し業者から手に入れていると思います。
しかしこの段ボールは、引越し業者によっては無料でもらえるところと有料でもらえるところがあるのです。
日通やクロネコヤマトといった引越し業者では、これらの梱包資材は有料販売となっています。
また、日通にはお得な単身者向けの資材セットも販売されているようです。
一方で、アリさんマークの引越し社やサカイ引越しセンターでは、数は限られているものの無料で段ボール類がもらえるということです。
ただ、もらえる枚数も引越し業者によって違うので、万が一足りないかもしれないという場合には注意が必要です。
たとえば、アリさんマークの引越し社では段ボールなら20枚まで、ガムテープは2本まで、という数が決められています。
サカイ引越しセンターでは、段ボールはなんと50枚まで、またハンガーボックスに関しては5個まで無料で提供してくれるというのです。
引越しのために部屋を片付けていると、自分が思っているよりも意外と必要な荷物が出てくるものです。
その場合には、自分で想像した以上に段ボール類の資材が必要となるため、特にファミリー向け引越しの場合には段ボールが多くもらえる引越し業者がおすすめです。
また、梱包に必要なのは段ボールだけではありません。
ガムテープ、ハンガーボックスや紐、荷物を衝撃を吸収してくれるいわゆるプチプチと呼ばれるエアーキャップなど、実はいろいろな種類のものが引越しには必要となります。
これらのものを自分で用意せずに引越し業者から無料でもらえるなら、とてもお得に感じますよね。
ですが、もしこれらの資材を自分で用意すると、引越しにかかる費用に変化はあるのでしょうか?
実は、段ボールというのは一度の引越しで大量に必要となるため、用意するのにも意外と費用がかかってしまいます。
しかし、引越し施主などの個人で用意するにはあまり費用をかけずに、簡単に手に入れることができるんです。
たとえば、スーパーへ行くと無料で段ボールがもらえるコーナーがありますよね。
ここにある段ボールは、細々した小物をまとめて梱包するのにはちょうど良いサイズのものが揃っているんです。
次に、少し大きめの家財や衣類などを運ぶための段ボールです。
最も手に入れやすいのはホームセンターやドラッグストア、酒屋といったところでしょう。
個人でなく、こういった会社やお店から出る段ボールというのは廃棄処分するにしても費用がかかってしまいます。
段ボールを分けてくれと頼めば、お店側も廃棄費用が減るのですから一石二鳥ですよね。
このようにして段ボールを自分で集めていけば、引越し業者の有料販売にしろ無料提供にしろ、梱包資材をもらう必要はありません。
ですから、見積もりのときに「段ボールなどの梱包資材はこちらで用意している」ということを伝え、さらに値引きを交渉してみましょう。
やはり引越し業者からすればあらかじめお客様が段ボールなどを用意していると手間も費用もかかりませんし、作業もスムーズに進みます。
ただ、無料提供の引越し業者で段ボールを用意してもあまり値引きされない、という場合には段ボールをもらっておくというのも手です。
どちらがお得かということを見極めて、より嬉しい価格で引越しを行えるよう検討してみてくださいね。