引越しで旧居から新居へと運んでいく、お客様の大切な家財。
この家財がどれくらいあるかどうかで引越しにかかる費用がほとんど決まると言っても過言ではありません。

その家財を運ぶために欠かせない引越し業者の運送トラック。
先に軽トラックや2トンサイズのトラックについてご紹介しましたね。
ここでは、軽トラックや2トンよりさらに大きな、3トン・4トンサイズのトラックについてご紹介しましょう。

軽トラックや2トンのショート・標準・ロングでは、主に単身者や家財の少ない夫婦が利用することがほとんどです。
3トンや4トントラックのクラスになると、ほとんどがファミリー向けの引越しに利用されることになります。

目安としては、3トントラックで夫婦と子ども1人～2人分、家財があまり多くない場合。
一般的な生活に必要な、食卓のダイニングテーブルや本棚、ベッドなどを積み込むことができる大きさです。
引越し業者によってトラックのサイズは微妙に違いますが、大きさでは約6畳分ほどの積み込みスペースが確保できるでしょう。

4トントラックではさらに子ども2～3人のファミリー向け、運ぶ家財も多い場合に利用されます。
段ボールの数も100を越えますし、そのほかにダイニングテーブルやテレビボード、ベットなどの大型の家具を運ぶことができます。
こちらの4トントラックは、約9畳分の積み込みスペースを確保することができます。

もちろん、家財が増えれば増えるほどトラックも大きくなり、さらに引越しに関わる人員も多くなるため費用もそれだけかかります。
2トンなら作業に関わるスタッフの数もおおむね2人といったところでしょうが、4トントラックを利用する引越しならば作業スタッフも4～5人になります。
人員を抑えてしまえば引越しにかかる時間が非常に長くなってしまいますから、効率も悪くなりますよね。

ファミリー向けの引越しでは荷解きひとつにも膨大な時間を要しますので、できるだけスムーズに引越し作業を終わらせるようにしましょう。

ただ、3トン・4トントラックは非常に大きなサイズのトラックになります。
軽トラックや2トントラックと違って、引越しする際に裏道など道路が狭ければ通行できない場合も少なくありません。
3トントラックでは道路の幅が約4メートル必要で、4トントラックでは約6メートル必要となります。

万が一通行できないという場合には、2トントラックなどを利用することもありますので、見積もりの際に引越しの流れを確認しておきましょう。