引越しを引越し業者に頼む際には、それなりの費用がかかってしまいます。
単身者で荷物が比較的少ない場合にはお得な単身者向けのパック料金で済むこともありますが、ファミリー向けや荷物量が多いときなどはそのぶん費用も大きくかかります。

単身者用のお得なパック料金ならば、距離や荷物量にもよりますが多くは5万円程度で済みます。
また、ファミリー向けの料金ならば、こちらも作業に関わってもらえる人数や荷物量、移動距離にもよりますが、10万円から13万円程度でしょう。

ですが、この引越し料金はどうやって決まっているのでしょうか？
このサービスをつけるとプラス○○円、というふうに明確な基準というものがあるのでしょうか？

引越しをする際、料金の見積もり時に関わってくるもの。まず第一に荷物量です。

これは多ければ多いほど、大きなトラックを利用しなくてはなりません。
単身者用ならば小さなトラックに、複数のお客様の荷物を積み込んで運搬するということもできるため、費用を抑えることができるのです。
しかし、ファミリー向けの引越しではそんなわけにはいきませんよね。

タンスや大型のテレビ、洗濯機も冷蔵庫もファミリー向けなら大きなものでしょう。
これらの大きな荷物に加えて、家族ひとりひとりの荷物がプラスされることになるため、自分たちが思っているよりも荷物量は増えることに。
そうすると、やはりそれに合わせて大きなトラックを借りなければならないために、引越し料金もアップします。

次に、オプションです。
引越しの際に見落としてはならないのが、エアコン。
新しく買い換えるというのなら家電量販店などでもエアコン取り付けのサービスがありますが、買い換えないという場合には追加料金が必要です。

ほとんどの引越し業者では、このエアコンの着脱は基本料金に含まれていません。
ですから、エアコンの着脱が必要である場合はこちらも料金がプラスされるというわけです。

また、各引越し業者によってサービス内容が異なっています。
基本料金が他よりも安いというところは、サービス内容に期待できないことも少なくありません。

たとえば、大手引越し業者ではそれなりに料金はかかってしまっても、スタッフの教育によって迅速な作業を進めてくれる。
家財の運搬の際には、建物を傷つけないようにシートを張ったりする養生を丁寧に行ってくれるかどうか、ということもひとつのサービスです。

お客様からすれば「いかに安く引越しを済ませられるか」というのは大きなポイントです。
しかし、非常に労力を要する引越しでは、多少金額がアップしてもスムーズで丁寧な対応をしてくれる引越し業者を選ぶことが良いでしょう。