一般的に、引越し作業を進めていく中でスタッフにもいろいろな役割があります。
電話での問い合わせなどを受け付ける事務スタッフ。
契約や見積もりなどを行う営業スタッフ。
家財道具を運ぶスタッフ。
家財道具をトラックに乗せて運転するドライバースタッフ。
引越し業者にもよりますが、このほかにも営業幹部や重役の仕事などさまざまな階級があります。
では、このスタッフの階級によってどれくらい仕事内容や待遇が違ってくるのでしょうか。
まずアルバイトスタッフ。
もちろん引越し業者によってランクのつけ方や、どのようなスタッフランクがあるのかは異なります。
一般的には、まず普通のアルバイトスタッフ、そしてそれをまとめるリーダー格のスタッフ、ドライバーとなります。
アルバイトスタッフの多くは、求人情報誌などを見ても時給が非常に高く募集されています。
それだけ力仕事なので対価的には見合っているのでしょうが、やはり高時給というのは魅力的なものです。
免許を持っているスタッフはドライバーとなったり、またそこから中型免許を取得すれば資格手当てが与えられたり、社員へのステップアップにもなります。
次に、社員スタッフではやはり給与にさまざまな手当てがつくようです。
ですから基本給は驚くほど低くても、まず残業手当て・家族手当て・役職手当て・通勤手当て・皆勤手当てなど、非常にさまざまな手当てが存在します。
特に家族手当てや残業手当ては額が大きく、社員たちの給与の大きな上乗せになっています。
もちろんアルバイトスタッフと比べても残業時間は長く、それでも業務をこなさなければなりませんので非常に体力を使うことになります。
その一方で、遅刻や欠勤が一日でもあれば皆勤手当てはつきません。
さらに一日何千円かの罰金制度も導入されている引越し業者もあり、非常にシビアな世界となっています。
もちろん、社会人として遅刻や欠勤というのはあまり良いものではありませんが、給与面を考えると厳しいものです。
さらに賞与(ボーナス)支給があるというのも社員スタッフならではの魅力です。
大手引越し会社ではおおむね年2回賞与支給がなされています。
また、引越し現場とは離れた場所でもスタッフや社員が働いています。
それが、引越し業者の事務所や営業で働く人々です。
営業は自社の引越しの売り込みはもちろんのことですが、やはり契約を取り付けてくるのが主な仕事。
お客様と面と向かって、多額のお金が動く契約を取り続けていくというのは非常に精神的に疲れてしまうものです。
車での移動ももちろんですが、自らの足で行動するということも少なくありません。
引越し現場では体力一本勝負と言ったところでしょうが、また営業も体力・精神力ともに必要であり、それぞれに見合った待遇がなされています。