引越しの費用というのは運ぶ家財の量で決まる、ということは想像するに難しくありませんね。
家財を減らせば減らすほど使用するトラックも小さなサイズで済みますので、費用も抑えることができるのですから。
では、引越しの際に少しでも家財を減らして料金を安く済ませたい。と引越しを行う方なら誰もがそう思うことでしょうが、これが意外と難しいものです。
家財の梱包の際には部屋中をひっくり返して荷物を整理していきますが、久しぶりに目を通すとなかなか捨てられないものってありますよね。
自分の荷物はどれもこれも思い入れがあって捨てられず、結局荷物の量をまったく減らすことができずに大きなトラックが必要になった…
こういったケースは非常に多くあります。
ですが、何よりも費用を優先するのであれば、やはりできるだけ家財量を減らすべきです。
より荷物をコンパクトに、より費用を安く抑えられる方法とはいったいどんな方法なのでしょうか。
まず、不用品は思いきって処分をしましょう。
形見であるとかよっぽど思い入れのあるものは別として、まず1年使用しなかったものというのはその後も使用する確率は極めて低いでしょう。
またどうしても必要になった際には、再び購入するという手もあるので思い切った処分が必要です。
逆に必要なものは、まず大型の家電製品です。冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機・ガスコンロなど。
これらは処分する必要はないと思いますが、引越し先の新居が旧居よりもあまりにも狭い、といった場合には思い切ってサイズの小さなものに買い替えをしても良いかもしれません。
引越し業者の不用品引き取りサービスなどを利用しても良いかもしれませんが、できるだけ費用を抑えるためにも売れるものは売っておきましょう。
地域の廃品・不用品回収業者に頼むと「なんでもひとつ100円で買い取ります」というところも見つかります。
捨ててしまうとまた粗大ゴミの料金がかかってしまったりするので、どんなに低額でも引き取ってもらうと便利です。
一方、ファミリー向けの引越しのではひとりひとりの「大事な荷物」という基準が違ってきます。
特にお子さんは、大人から見れば「捨てなさい!」と言いたくなるようなものも大事に取っているもの。
気持ちを尊重したいのが親心ではありますが、費用が高くなるファミリー向け引越しにおいてはそうも言っていられません。
お子さんの引越しのポイントとして、段ボールの数を制限してみましょう。
お姉ちゃんは段ボール8個、弟は5個といった具合に、それぞれの荷物に合わせて段ボールを渡すのではなく、これに入りきるまで荷物を減らしなさいというふうにするのです。
そうすると、お子さんはより必要なものだけを厳選して梱包していきますから、新居に移った際にもその荷物を大切に扱うでしょう。
また、年頃の女の子の場合は洋服やアクセサリーなどの数が非常に多い場合もあります。
こういった場合には、本当に着るのかどうか、1年以上着ていないものを仕分けて不要なものはリサイクルショップやオークションへ出品するという方法もあります。
また、特に単身の場合におすすめなのがパック料金の使用です。
複数の単身者の荷物をまとめて運送するため、運送費を浮かせてお得な料金で引越しができるというものです。
最近ではファミリー向けにも非常にお得なパックが用意されているので、見積もりの際に詳しく尋ねてみましょう。
男女問わず、家に物が溢れかえっているという人は物が捨てられない人です。
引越しの際には「これから新生活のスタートだ」という気持ちを強く持って、思い切った処分をしてみましょう。